NFTを実験的に運用する試みを行います。あなたが参加した足跡を記録に残す試み。この先の歩み方、一緒に作ってみませんか。結果を後日報告の予定です。
1. 目的:なぜNFT?
非専門家のファンダメンタルズ プログラムへの、コミットの仕方を制度化する一環として(コミュニティ形成)
アーティスト・研究者の交流を証明する手段として
助成金に頼らない自立的な運営を目指す一環として(資金調達)
(将来的にはペアの活動資金調達も視野に入れる)
2. NFT化する対象
通常は、"作品"を購入したり、"展覧会"の入場料を支払うように、価格とその対象は均衡関係にあります。
作品以前の無形の"交流"を対象とし、対象とその価格が均衡関係にないものと、金銭を結びつける試みが今回のNFTです。
この場合の金銭は、投票の役割も果たします。
3. 2つのNFTを発行
3-1. POAP(ポープ)* NFT
発行の対象は、非専門家
購入者の手元に渡る(所有する)のは デジタルバッジのようなもの(fzロゴ)
イベントと関連づけるーー今回の場合ではメタバース公開中にのみ、POAP NFTをファンダメンタルズ プログラムが発行・販売する
メタバースのプログラムとして以下3つをパッケージとして提供するイメージ
会期中、会場で18組の展示を見る
会期中の週末、会場でアーティスト/科学者と直接対話する
POAP NFTを購入する
自身がアーティスト/科学者と交流したことが交流証明NFTに記録される
(今後ファンダメンタルズ プログラムの一環として開催される非公開イベントのいくつかに参加できる)
(非専門家を対象としたdiscordを用いたコミュニティ形成実験に参画できる)
*「POAP:Proof of Attendance Protocol(ポープ)」は、現実世界・仮想空間問わずイベントに参加した際の証として発行し活用できる、NFT化された参加証明バッジ。手に入れたPOAPはWebサイト上で確認でき、コレクションや記念品として集めて楽しむことができる。(参照:知財図鑑) 譲渡不可能なNFT
3-2. 交流証明NFT
発行の対象は、ファンダメンタルズ参加科学者/アーティスト
運営による科学者とアーティストの交流サポートと関連づける
交流サポート終了時に交流証明NFTをファンダメンタルズ プログラム運営が発行。科学者とアーティストが個々に所有する
4. メリット
【非専門家】
科学者とアーティストとの交流という、作品に連なる一部を、自身もまた担ったことが記録に残る
Discordへの参加や、非公開イベントへの参加により、ファンダメンタルズ プログラムとのつながりを、イベント時だけでなく、常時維持できる
ファンダメンタルズ プログラムをサポートしていることを明示できる
【アーティスト・研究者】
交流は無形なので、作品などの形を取らない場合、何も残らないことになる。この仕組みを用いることで、交流の軌跡を記録したNFTという形(証明書)を、無形の交流にもたらすことを可能にする
【運営】
NFT販売による資金を恒常的な運転資金獲得のルートとし、自立した運営体制へ
5. デメリット
NFTは胡散臭い、お金の匂いがすると先入観を持っている人を遠ざける
想定外のデメリットが発生する可能性はある(それを把握するためにも、個々のペアではなく、まずはファンダメンタルズ プログラムを対象としたシンプルな仕組みを作ってやってみる)
クラウドファンディングとの比較
クラウドファンディングは手数料が高い
クラウドファンディングは入金まで時間がかかる
クラウドファンディングは対価構造をとる(”お返し”の提供)
6. 仕組み
6-1. 非専門家を対象としたNFT(POAP NFT)の仕組み
購入サイトにて、クレジットカードにてPOAP NFTを購入した非専門家は、バッジを手にいれる
交流証明NFTに、交流したという記録を残すことができる(記載の有無は任意。どのペア*に記録するのかを指定ができる)。
定額(1000円程度)
*ペア形成していないアーティストも含む
6-2. ファンダメンタルズ参加科学者/アーティストを対象としたNFT(交流証明NFT)の仕組み
運営による両者の交流サポート期間中、随時記録される
ペア*の交流の軌跡(日付とイベントタイトル)
POAP NFT購入者のうち、希望者の名前と日付
基本的には販売しない想定
参加科学者/アーティスト ペアごと、各人に発行する
交流サポート完了後、参加科学者/アーティストを所有者に設定する
*ペア形成していないアーティストも含む
7. 報告会
実施した結果については、後日報告会を開催の予定です。